「唯ちゃん、洗濯物取り込んでおいたからね」
紅さんの声が二階から聞こえ、
「ありがとうございます!」
あたしはお礼を言う。
紅さんは日中よく手伝いに来てくれていて、そのおかげであたしは助かっている。
そして、文句一つ言わず、なんでもやってくれる。
本当にいいお義姉さんだ。
「蒼、もうすぐ帰ってくるかな」
紅さんがそう言った時、
「ただいまぁ」
大好きな蒼の声が聞こえた。
「ただいま、唯ちゃん。
ただいま、柚ちゃん柊くん」
蒼は頬を緩ませて、床に転がっていた柊を抱き上げる。
こんな幸せそうな蒼を見ると、あたしも嬉しい。
そして、あたしも幸せになるのだった。



