ふと、目を開けた。
時計を見ると、午前三時半を指している。
あたし、寝てしまったんだ。
蒼だって疲れているのに、蒼に任せっきりにしてしまって。
蒼はベビーベッドの横に倒れて眠っていた。
そして、双子も穏やかな寝顔で寝息を立てていた。
蒼だって相当疲れているのだろう。
ごめんね、蒼。
ありがとう、蒼。
あたし、これからも蒼に頼ってしまうと思うけど、蒼のことが大好きだよ。
子供が生まれても、大きくなっても、ずっとずっと大好き。
あたしをママにしてくれて、ありがとう。
あたしの側にいてくれて、ありがとう。