「大丈夫、俺、寝不足に慣れてるから。

……ていうより、四時間寝たら充分な人だから」




蒼はそう言って、あたしの育児を手伝ってくれる。

蒼は仕事もしているのに、進んで双子の世話をしてくれて。

俗に言うイクメンというものだ。




仕事は出来るだけ早めに切り上げ、Fの活動も半年はしないと言い張っていて。

仕事やFに生きていた蒼には申し訳ないけど、あたしの心は本当に軽くなった。





「一人でも大変なのに、二人でしょ?」




蒼はそう言った。




「俺もパパなんだからね、ちゃんとしなきゃ」