真夜中。
時計の針は、午前二時を過ぎたところだ。
人が寝静まる、そんな時間に……
オギャー!!
その声を聞くと、ビクッと飛び上がる。
始まった。
今度こそ寝ていたと思ったのに。
あたしは寝ぼけた頭で立ち上がり、ベビーベッドから柚を取り上げる。
そして、おもむろに胸を差し出した。
小さいのに。
まだ何も分からないのに。
目を閉じて必死になって母乳を飲む柚。
その姿に生命力を感じる。
愛しい、愛しいあたしたちの娘。
……なのだが。
産後ノイローゼともいうのかな。
あたしは子育てに疲れ果てていた。
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