ー蒼sideー
はぁー。
今日の仕事は拷問だった。
なんで……なんで中山なのか。
中山、また俺を避けだすんだろな。
最近仲良しだったのに。
だから先手必勝。
中山が深く考える前に呼び出した。
俺だって何も思わないわけじゃない。
あの茶番のあとで中山に会うのはとても気まずい。
中山、いつも通り接してくれないかな。
中山も泣きそうだったけど、俺も泣きそうだった。
指定した場所に、中山はぽつんと立っていた。
なんだかんだ言って言いつけを守ってくれる。
可愛い後輩だ。
俺は出来る限りの笑顔を浮かべ、
「中山!」
窓を開け手を振った。
こうなったら馬鹿作戦だ。
馬鹿の戸崎を全面に出して、関係修復に努めよう。



