そうだよな……。
戸崎さんはともかく、碧はそういうキャラだから。
聞かないほうが良かった。
ついつい聞いてしまった俺が馬鹿だった。
彼は俺をしっかり見た。
何だか居心地が悪かった。
「ただ……本心を言うと……」
え……?
「何も言わずに別れるって、悲しくないですか?
大切な人なら、確かめるべきじゃねーすか?」
「……」
「それか、一人じゃ厳しいなら、誰かに頼るとか。
こんな時くらい周りの奴利用してやらねぇと」
え……
それってまさか……
「それでは、これにて終了します」
スタッフの声が聞こえ、俺は身動きが取れないまま座っていた。
俺の頭の中には、色んな思いが渦巻いていて。
月曜日、どんな顔して戸崎さんに会えばいいのだろうと思ってしまった。



