はぁー、困るよな、こういうの。 そう思いながらも、女性の気持ちが分かってしまう。 俺だって、会社で戸崎さんを独占しているから。 ことあるごとに戸崎さんの後ろにひっついて…… 何考えてんだろ、俺。 とうとう見かねたスタッフが女性を落ち着かせる。 「大丈夫です。 俺はここまで好きでいてくれるの、嬉しいっすから」 彼はやっぱりクールにそう答えた。 こうやって、脱線に脱線を重ねて会は進んでいった。