「戸崎さん?」 小野先生の声が聞こえ、はっと我に返った。 あたし…… どうしてしまったの? 小野先生は微かに青ざめていて。 あたしのお腹に繋がれたモニターを見ていた。 ギュー…… 味わったことのないお腹の張りが訪れる。 お腹がキューッと萎んで、割れるのではないかというような。 あれ……? なんか痛い。 どうなってるの? 「戸崎さん……」 小野先生はモニターを見たまま静かに言った。 「赤ちゃん……外に出たいみたいです」