あたしは本を閉じ、寝室に向かう。 時計を見ると、針は四時近くを指していた。 あぁ、明日仕事だっていうのに、完全に夜更かししてしまったな。 そう思い布団に入る。 あたしに背を向けている蒼は、微動だにしなくて。 だけど、寝息も聞こえなくて。 そんな蒼がたまらなく愛しく感じて、あたしは蒼に腕を回していた。 一瞬、ビクッとなる蒼の身体。 男性としては小柄なほうだけど、ほどよく筋肉がついていて、すらーっとしたその身体。 あたしは、蒼を力一杯抱きしめた。