あたしは促されるままにお願いしますと頭を下げた。 そうなんだ。 小野先生は蒼の部活の先輩なんだね。 じゃあ、あたしの知らない頃の蒼をたくさん知っている。 何だか羨ましいな。 小野先生が口を開きかけた時、厳しい表情の女性の先生が咳払いをする。 それで、小野先生はピシッと姿勢を正してあたしを見て。 「では、現時点の状況と治療の説明をします」 静かにそう告げた。