そんな時……
病室の扉が開き、
「唯ちゃん!!」
あたしの大好きな声が聞こえた。
その声を聞くと、不安が少しだけ和らぐ。
大丈夫だよね、蒼との子供だから。
蒼みたいに強い子だから!
蒼はあたしのベッドサイドに駆け寄り、
「大丈夫?」
泣きそうな顔をする。
蒼、すごく心配してくれたんだな。
胸がきゅんとする。
「大丈夫だよ」
そう言うと、ホッとした表情になる蒼。
「本当に?
……お腹、辛くない?
点滴、痛くない?」
こんなにもあたしのことを心配してくれて。
蒼と結婚して、本当に良かった!
「俺、唯ちゃんのためなら何でもやるよ?
何か欲しいものない?
お腹空いてない?」
もう、十分だよ。
蒼は十分あたしのために頑張ってくれている。
来てくれてありがとう。
そっと手を握った。



