「じゃ、俺の幼馴染に頼もうか?
彼は出来る男だから!」
「戸崎さんの幼馴染って、酙でしょ!?
やめてください!!
からかってるんですか!」
なんでそうなるの?
しかも、慎吾が俺の幼馴染だということをちゃっかり知ってるし!
恐るべし中山。
「だーかーらー!
酙なんかがサポートベースに入ったら、酙が目立ってしょうがないでしょ?
サポートにならないですよ!」
「慎吾が目立つ?
……根暗オタクだからそんなことないよ」
訳の分からない返答をした俺に、中山は真っ赤になって怒った。
「あーっ、もうっ!!
それ以上Fのイメージを壊すことを言わないでください!
ただでさえ戸崎さんのせいで……」
中山の怒りの言葉は、
ブルルルル……
俺の携帯のバイブの音によって途切れた。
こんな時に電話?
俺を追い詰める優弥かな。
そう思ってスマートフォンを見ると……
唯ちゃんだった。
どうしたんだろう。
今日の夕食の話とかかなぁ?
「はいはーい」
ノリノリで電話に出た俺の耳に、
「蒼?」
唯ちゃんの少し動揺した声が聞こえた。
「入院することになった……」



