賢一の部屋は一人暮らしにしては贅沢過ぎて。
3DKの一室を貸してもらうことになった。
客用布団を引いて、蒼と潜り込む。
横を向いたら蒼の優しい顔があって。
こうやって、二人一緒にいれることを幸せに思わないといけないと思った。
「唯ちゃん、ごめんね」
蒼がぽつりと呟く。
「何が?」
聞くと、身体を優しく包まれた。
「ラジオで馬鹿なこと言って。
俺、変態になっちゃった」
「ホントに」
あたしは頬を膨らませて蒼に背を向ける。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…