ラジオに一瞬沈黙が流れた。 いつもなら、プライベートのことだから、とか、人違いとかいう答えが返ってくるのだが…… 『俺、黙ってたんですが、兄弟いるんっすよ』 面倒そうな彼の声が流れてくる。 『兄弟?』 思わずそう聞いた艶に、 『知ってるだろ? 俺の双子の弟。 瓜二つだけどナヨナヨしててうぜー』 なんて言う。 中山さんの言っていた双子フィーバーはどうやら本当らしい。 麻衣子ちゃんがわざとらしくぶっと吹き出した。 そして、ラジオの向こうで艶……優弥さんが明らかに困っているのが分かった。