『今日のゲストは、Fの艶さんと碧さんです』




麻衣子ちゃんに言われてつけたラジオ。

そこからはあたしの大好きな彼の声が聞こえてくる。





『お願いしますー』




いつもの彼より少し低く、少し尖った声。

だけど声色は同じで。

胸がドキドキしてきゅんとなる。





『それにしても、Fの人気は安定ですね。

そして、こうやってお二人を前にして、やっぱりオーラが違います!』




そんなラジオに、




「何言ってんだか」




麻衣子ちゃんは悪態をつく。