俺は改めて妖怪を見た。 今日はやけに顔が薄いと思ったらすっぴんだ。 もとから整った顔立ちをしている妖怪。 だけど、この性格じゃ綺麗な顔も台無しだ。 妖怪はその大きな瞳で俺を睨み、再び口を開いた。 「あんたのファン、どうにかしてくんない?」 「え?」 予想外の言葉にぽかーんとなる。 「あんたと同棲してるとか言われて、生卵投げつけられた」 「……!?」 「同棲なんてしてねーよ。居候だよ」 妖怪はそう言って、洗濯機から派手な服を取り出していた。