「てめぇ!何回電話しても出ねぇで!!」
扉を開けるなり、優弥さんが怒鳴り込んできた。
真夜中なのに、この怒鳴り声。
防音マンションでなければ苦情対象だ。
「ごめん。
……それどころじゃないんだ」
蒼は泣きそうな顔で優弥さんを見る。
優弥さんはなおも真っ赤で。
怒りで湯気を噴きそうなくらいだ。
「唯ちゃんから変なメールがあって、さっきから二人に電話してたんだが。
てめぇ、何してたんだ!!」
慌てて携帯を見る。
すると、優弥さんからの大量の着信履歴。
あたしの馬鹿!
優弥さんに変なメールを送っておいて、そのまま放置するなんて!!



