だけどやっぱり……
「キモいね、あんたたち」
麻衣子ちゃんは失笑して、ソファーに腰掛けたままドカッとテーブルに足を置く。
そして、自分のケーキをガツガツ食べた。
テーブルにはまだカットされていないクリスマスケーキが残っているのに!
そんな麻衣子ちゃんを唖然となって見るあたし。
それでも蒼は怯むことなく、
「マジで帰って」
冷たく言い放った。
普段優しい蒼。
そんな蒼がこんなことを言うなんて、少しびっくりする。
後輩から散々馬鹿にされても笑っていた蒼。
どうして麻衣子ちゃんにはこんな態度なんだろう。
「決めた」
麻衣子ちゃんはいたずらそうにあたしたちを見て笑った。
エンジェルスマイル……とはいえない黒い笑みだった。
「あたし、しばらくここに住むことにする」
「は!?」
開いた口が塞がらない。
「ねぇ。家賃と光熱費も三分の一は払うから。居候させて」



