そんな中……
ガチャッ……
扉が開いた後、
「ジングルベールジングルベール♪」
のんきな蒼の声が聞こえる。
ビクッとした。
そして、条件反射で立ち上がってドアから顔を出し、玄関を覗く。
そこにはやっぱり蒼が立っていて、
「唯ちゃん、どぉしたの?」
なんて聞いてくる。
どうしたの、じゃない!
「メール、見た?」
慌てて聞いたけど、
「メールなんて来てないよ」
蒼は相変わらずにこにこ笑っている。
だから慌てて携帯を取り出した。
すると……
「ゆ……優弥さんに送ってる……」
あたしは青ざめていた。
あたしの馬鹿!!
テンパりすぎて、蒼にメールを送っていないなんて!
どうしよう。
何とかしなきゃ。
蒼を隠さなきゃ!



