危険なアイツと結婚生活








あたしの想像通りだった。

麻衣子ちゃんは散らばった譜面とギターの脇に座っていた。

どんな顔をしているのだろう。

あたしに背を向けているから分からないし、怖くて見たくもなかった。






「唯……ちゃん……」




その声はまだ震えている。




「麻衣子ちゃん……

ごめん……あたし……」




何て言おう。

何て言っても、麻衣子ちゃん気にするよね。

傷つくよね。




だけど……









「なに、このギター」




「え?」





あたしは麻衣子ちゃんの背中をまじまじと見つめた。

麻衣子ちゃんはゆっくりとこっちを見る。

その顔は、予想通り凍りついていた。