凛と立つ彼女の向こうには、二人ほどの男性がいる。
スーツを着た、少し年上の男だ。
そんな彼らに、彼女は言い放った。
「今日はこの人と待ち合わせしてたんだ」
え!?
「今日はオフって言ってたじゃない?」
えぇ!?
MYはぐるっと振り返り、あたしの腕をぎゅっと掴む。
「行くよ?」
「ち……ちょっと待って!?」
事態が全く理解出来なかった。
ただあたしはされるがままにMYに引っ張られ、歩いた。
予想外の出来事だ。
それに……
どうしてあたしなんだろう。
Fのファンになった時、蒼に会った。
MYのファンになると、MYに会った。
あたしは何もかもが平凡だけど……
この運の良さだけは神レベルかもしれない!



