玄関ホールに近付く俺たち。
そんな俺たちの耳に、男性の低い声が聞こえてきた。
「あの人、マジでめちゃくちゃだな」
「クールな兄貴かと思ってたけど、あれは詐欺でしょ」
俺たちは反射的に隠れ、ホールを覗き見る。
すると、そこには二人の男性がいて。
彼らを見て、俺たちは固まった。
金髪と黒髪の二人。
その二人に見覚えがある。
「あれって……」
「最近デビューした二人組、two ですよね。
艶さんのプロデュースの」
やばい。
ここには有名人がたくさんいる。
今まで何度か来たことがあったけど、やっぱり俺たちにとって場違いだ。
俺たちは隠れたまま、二人の話を聞いた。



