「もう、戸崎さんは病人だから、おとなしくしていればいいんです。
無理しすぎなんですよ?
昨日あんなに体調が悪かったんですから!
それなのに、夜ラジオで……」
「分かった分かった分かった!!
寝るからぁ!!」
蒼はそう言って拗ねた顔をしてソファーに寝転がる。
それを見て、中山さんはため息をついた。
蒼は相変わらずFの話題には触れられたくないようで。
中山さんがラジオの話題を出した瞬間に焦り出す。
何と言っても、蒼はFのことを四年以上も黙り続けたというほどだから。
職場の人にはFの話をしないという蒼。
蒼なりに思うところは色々あるのだろう。



