玄関には三足の黒い革靴。 そして、奥からは騒がしい男性の声が聞こえた。 蒼、あんなに調子が悪いのに、家に人をあげて。 「ちょっと、戸崎さん!! 動かないでくださいよ! 俺たちただ見舞いに来ただけですから!」 男性の声とともに、 ガシャーン!! 何かが割れる音が響く。 そして続く大声。 あたしは、恐る恐るリビングの扉を開ける。 すると、想像もできない光景が広がっていた。