結局、早川さんは優弥さんが手配したタクシーで帰っていった。
会話は一部始終録音していること。
週刊誌に嘘だと釈明すること。
これ以上強行姿勢を取るなら、名誉毀損で訴えることも出来ること。
優弥さんは容赦ない。
だけど、そこまでして蒼を守ってくれた。
「いいか、蒼。
今回のことで、俺たちだけじゃねぇ。
会社にも迷惑をかけた」
優弥さんは静かに蒼に言った。
蒼は黙って俯いている。
「お前のせいで、みんなが迷惑してんだ。
あの女も悪いが、お前も悪い」
蒼は反論すら出来ず、ただ俯いて頷いていた。
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