「唯ちゃん……」 泣きそうな声であたしの名を呼ぶ蒼。 そんな蒼を遠くから睨む優弥さん。 その視線で察した。 優弥さんは怒っていると。 蒼が不倫したから怒っているんだと。 身体が動かない。 蒼が好きで好きで仕方がない。 諦めないといけないのに、諦めることなんて出来ない! そして…… 中央に座り込む早川さんを見て…… 心底憎く思った。 蹴り飛ばしたい。 死んだっていい。 ……なに考えてんだろ、あたし。