俺は報道陣を睨んだ。
一瞬後ずさる奴ら。
だが、
「艶さん。
碧さんの不倫について、一言」
容赦なくマイクを向けられる。
腐った奴らだ。
金になるからと、こんなところまで押し寄せてもいいのか。
俺は奴らを睨んだまま、静かに口を開いた。
「碧は何もコメントを出してねぇ」
「ですが、あの写真!!」
「いいか、てめぇら。
このネタがガセだったら、てめぇら全員俺のプロダクションの敵だからな」
俺はそう言い放ち、社員が開けてくれた緊急用の通用口からビルの中へ入った。
それにしても、全てのことにイラつく。
蒼は何してんだ。
なんでこんな事態になったのか。
そして、報道陣の無礼さ。
俺は拳を握りしめていた。



