蒼の会社の駐車場へ車を入れる。
すでにビルの入り口は報道陣で埋め尽くされていて。
奴らはどこから蒼のプライベートを入手したのかと驚くばかりだ。
そして、
「碧なんていません!
お帰りください!!」
そう言う社員と
「せめて碧さんの不倫相手だけでも!」
報道陣との押し問答が続いていた。
ちっ……
思わず舌打ちをする。
そして、ゆっくり入り口に近付くと、俺の存在に気付く報道陣。
一斉にカメラとマイクを向けられた。
まるで、会見のように降り注ぐフラッシュ。
俺が不倫した張本人であるかのようだ。
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