「携帯無視しやがる。
……唯ちゃんまで」
俺の言葉に、慎吾と賢一がため息をつく。
「優弥、どうすんだ?」
それはもちろん、
「今すぐ奴を連れ戻す。
……それからだ」
俺は答え、車の鍵を出す。
「蒼、やたら出社時間早いし、騒ぎなんて知らずに会社で仕事してそう。
優弥行ったら超迷惑だよ」
ぶつぶつ言う慎吾に、
「うるせぇな!!」
俺は怒鳴りかかっていた。
あぁ、どいつもこいつも俺をイラつかせやがって。
俺は、責任を持ってこの騒動を静めねぇといけねぇんだ。
蒼のためだけじゃねぇ。
俺たち……Fのために!



