ドキドキドキドキ……
心拍数が急に上がる。
胸が甘く苦しく締め付けられる。
あたしの膝に、蒼の体重がかかる。
膝から全身に電流が流れる。
蒼は目を細めて、幸せそうに笑った。
あたしは、その黒い髪に指を通し、蒼を見て微笑んでいた。
あぁ、どうしよう。
あたし、蒼がすごく好き。
クールでかっこいい碧や、お馬鹿でお調子者の蒼を知ってる人は多いけど、
こんなに愛しくて甘えん坊な蒼を知ってる人はいない。
あたしだけの特権だね。
いろんな蒼を知って、ますます蒼を好きになって。
付き合って八年も経つけど、一度も蒼をつまらないなんて思ったことはないよ。



