そうなの!?
……そうなのか!?
「唯ちゃーん!!」
はぁ……
何だか頭くらくらしてきたよ。
「何見てるの、唯ちゃん?」
びくぅ!!
あたしは思わず飛び上がった。
蒼はリビングのドアのところに立っていて、ソファーに座るあたしを怪訝な顔で見ている。
そして、その目は開かれた雑誌を見ていたが……
「あ……やっぱ視力下がった」
蒼はそう言って目を細めて近寄って。
あたしは雑誌を思わず隠して。
そして、
「わっ!何読んでるの!?」
お決まりのように驚く。
「ねぇ、唯ちゃん。
まさかそんな茶番……」
分かってる。
分かってるよ。
だって蒼は八年間浮気なんてしなかったし、今もこうやってあたしを好きでいてくれるし、いつも優しいし……。
だけど……
だけど、こういう記事を見ると正直へこむ。
茶番だとしても、蒼が実際そう言ったんだから。



