画面はMVから街頭インタビューへと切り替わる。
『Fが新曲!?
ヤバッ!もちろん聴くし!』
『碧、チョーカッコイイ!!』
人々は口々にそんなことを言っていて。
改めてFの凄さを感じた。
こんな番組があるたび、不思議に思う。
Fの碧なんて凄い人が、あたしの横でにこにこ笑っているなんて。
夢じゃないかなんて思ったりもするけど……
「唯ちゃん……」
不貞腐れた蒼が呟く。
「なんか嫌な予感がするんだよね」
「嫌な予感?」
そんなことないよ。
一位なんて、やっぱりすごいじゃん。
ひたすらいい予感しかしないよ。
あたしは笑顔で蒼を見た。
……そのときだった。



