『今日のゲストは、Fの皆さんです』



『お願いします』




久しぶりにつけたラジオから、久しぶりに聞くその声が聞こえてきた。

いつもよりも低くて、やけに冷めていて、そして荒っぽい。

ほんわりとした蒼とは正反対の声だった。





『F、とうとう復活ですね』



『そうですね。

俺らもいい大人になったんで。

今のFにしか出来ないような曲を作りたいと思っています』