「もー、見たから帰ってくださいよ?」
蒼も必死で、二人を部屋から追い出そうと頑張っている。
それでも居座るつもりの先輩。
「一曲聞きたいなぁ」
なんて言い出す。
「ギャラは?
一曲、一千万円ですよ?」
「子供か?」
「ギャラを払いますか?
それか、ふとももフェチで我慢しますか?」
蒼がそう言った時……
「北野さん。
スタジオの件はお世話になりました」
優弥さんが先輩……北野さんに歩み寄る。
そして、例外なく中山さんは目を潤ませていた。
「いえ、戸崎が頑張ってくれましたので」
「そうですね。
Fの方も頑張ってくれればいいのですが」
優弥さんはわざとそう言って、蒼はぎゃあぎゃあ喚いていた。
そして、慎吾と賢一はニヤニヤしてそれを見ている。
なんだか嫌な予感がした。
そして、結末は容易に想像出来た。



