キーンコーンカーンコーン 「お前らー席につけー。」 2時間目のチャイムとともに数学の先生が入ってきた。 ガタガタガタ みんな一斉に席に着く。 私も拓馬の前の席に座った。 その間も拓馬はずっと外を眺めてる。 まぁ私には関係ないよね。 幼馴染みやめるって言っちゃったんだから。 これから一生喋らないで生きていくのかな、私達。 それでも仕方ないか。 自分でまいた種だもんね。