怖いくらい静かで誰もいない。 いっそのこと幽霊でもいてくれないか、なんて考えてしまうほどなにもない。 なにもないというか、なにも見えない。 「誰か…いないのか?」 淡い期待を抱きつつといかけてみる。 が、返事などあるわけもなかった。 はぁ…とため息をつきたくなり下を向いた。