【完】神様のうそ、食べた。


ただ風邪ではないのに、皆を心配させたのだけはどうかと思うけど。

「私より、同じクラスの先生たちにしっかり謝ってね」

コトッと珈琲の入ったカップを置くと、湯気と共に苦い珈琲の香りが発ち込める。

その珈琲カップを見つめながら、明美先生はボロボロと泣き出した。




「あ、有沢さんが……」




――やっぱり。

だからあんなモテそうな爽やかな人はダメなんだよ。

そう心の中で思っていたら、私の予想より遥か彼方の異次元の話の様な事を明美先生は言い出した。