榊くん・・・?
「郁美がいつも話してくれていたから、知っているわ。
彼、良い人じゃない。
凄く優しくてね。
ただ・・・何か秘密がありそうだけど。
郁美なんかより、あたしのほうが榊くんにお似合いじゃない?
あたしは誰からも愛されるんだから。
パパとママ以外の人間にはね。
榊くんには、あたしのような子がお似合いなの。
郁美みたいな地味で目立たない子よりはね」
・・・いや、もう聞きたくない!
こんなの・・・お姉ちゃんじゃない!
夢なんでしょ?
覚めてよ・・・!!
「ねぇ、いくみぃ・・・」
お姉ちゃんは地よりも低い声で、私の首に手を回す。
「ぅぐっ・・・くるしっ・・・!」
「変わってよぉ・・・いくみぃ!」
「い・・・いや・・・!!」
私から一粒の涙が流れたところで、私は目が覚めた。
☆☆☆
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
なんて嫌な夢・・・。


