私をお姫様抱っこしたまま、榊くんはぐるぐる和室の中で回転する。
「め・・・目ぇ回りますぅ~!」
「んー!
郁美マジで可愛いー!」
「なっ・・・!?」
何を言い出すんだこの人は!
でも・・・
凄く嬉しくて・・・落ち着く。
「あらあら、仲良いじゃない?」
「奈々子!?」
「お邪魔でしたか?」
「ミリア!?」
ふすまから覗く、2人の人。
ミリアと、あのケバ子さんだ。
違う、奈々子さん。
よく見ると、2人は顔つきが似ている。
かなり似ている双子なのかもしれない。
そして整った顔立ちの2人の頬は、赤く腫れていた。
「お2人さん、その顔、どうしたんですか?」
私が聞くと、2人はアハハ~と苦笑いした。


