「俺、郁美が好きだ」
「榊くん・・・」
「嘘じゃない。
転入当時から好きなんだ」
「本当に・・・?」
「本当だよ。
俺は郁美のことが好きだ」
「・・・私も、です」
「・・・えっ?」
何故かひどく驚く榊くん。
「私も・・・榊くんが好きです・・・・」
「郁美も・・・?」
「はい・・・!」
「俺が?」
「他に誰もいませんよ」
可笑しくて笑うと。
いきなり抱きしめられた。
はずみで、ちゃぶ台がひっくり返る。
「ちょっ・・・!」
「俺も好きだー!」
「な・・・大声で言わないでください!」
私を抱きしめたまま、榊くんは立ち上がる。
軽々と、これは・・・
お姫様抱っこ!?


