星が瞬く夜に。








「・・・ごめんなさい・・・・。
ムキになってしまって・・・」

「いや・・・俺もムキになったから・・・」

「・・・嬉しかったのかも、しれません」

「・・・え?」

「ここ数日・・・榊くんと話してませんでしたから」

「・・・」

「久しぶりに沢山話せて・・・嬉しかったんです・・・」

「・・・玉井さん・・・・?」

「郁美」

「え?」

「郁美って呼んでください・・・今まで通りに」

「・・・」

「彼女いるし、私になんて興味本位で近づいたのは知っているから、下の名前で呼ぶのはどうかとは思います。
でも・・・呼んでほしいんです・・・」




だって・・・。




「お姉ちゃんが死んでから、誰も私を、郁美と呼んでくれなかったから・・・」

「・・・」

「初めて榊くんが私のこと呼んでくれて・・・恥ずかしい半面、嬉しかったんです。
だからこれからも呼んでほしいと思っていたんですけど・・・。

榊くんは私を・・・玉井さんと呼ぶようになってしまって・・・。
私・・・どこか寂しかったんです・・・」

「・・・」

「我が儘言ってごめんなさい。
でも・・・お願いします・・・・・」



ちゃぶ台に頭をぶつけないよう気を付けながら、ペコッと頭を下げる。