目頭が熱くなって行き、視界が揺れる。
思わず俯く。
何も言えないよ・・・。
「・・・チッ」
「・・・何で舌打ちされないといけないのよ」
「は?お前がうざってぇから」
「その言葉、お返しします」
「じゃあ送り返す」
「私も送り返します」
「また送り返す」
「バリアをはって、はじきます」
「バリアを破ってやる」
「破れない特殊なバリアです」
「お前のバリアぐらい、俺が破る」
「破らせません」
「破る」
「破らせません」
「破る!」
「破らせません!」
「破る!!」
「嫌です!!」
思わず大声を出す。
何も知らない鹿威しも池の可愛い鯉も、静かに音を立てた。


