どうして・・・

どうしてよぉ・・・!





椅子から立ちあがって追いかけようとしたが、力が入らなくなって、思わず冷たい床に跪く。




私・・・わからないよ・・・・。

榊くんがしたかったことが、わからない。




嗚咽をこらえて、ひたすら泣いた。

小さな涙の水たまりが出来るぐらい。




こんなに苦しいなんて・・・。


こんなに苦しむのは・・・。



どうして・・・?




わたしもう、榊くんのために泣きたくない。

でも涙は言うことを聞かない。






好きです・・・。


榊くん・・・・・・・・。