「ただの友達が遊園地とか行くかよ!」
「じゃあ何!?カレカノとでも言うの?
私、別に榊くんのこと好きじゃないんだよ?
カレカノって言う関係じゃないでしょ!?」
「それはそうだけどさ!
俺は少なくとも郁美をただの友達と思ったことはないね!」
「私は榊くんのことなんて、ただの友達としか思っていませんよ!」
「じゃあ何で嬉しそうだったんだよ、遊園地の時!」
「あそこはお姉ちゃんと唯一遊びに行った思い出の場所なの!
自然に嬉しくなったのよ!
榊くんと行ったから嬉しくなったって言うことは一切ないわ!」
「ハァッ!?何だよそれ!!」
「勝手に勘違いしないでよ!」
「俺は絶対勘違いなんてしないね!」
「そういうの思い込みっていうんだよ!」
私たちは言い切り、息を乱していた。
「信じられねぇ!
郁美がそんな女だったとは思わなかったな」
「私は昔からこんな女ですー。
榊くんはミリアとでも仲良くしていれば?
あんな可愛くて良い子だったら、あのケバ子さんも負けるんじゃない?」
大体さぁ・・・。
「どうして否定しないの?」
「・・・は?」
「どうしてあのケバ子さんが彼女じゃないって否定しないの?」
「・・・それは・・・・・」
「否定しないってことは、認めるんだね。
あのケバ子さんが彼女だってこと・・・」
「待てよ郁美!そういうつもりじゃ・・・」
「私帰る!送ってくれてありがとうございました」
榊くんの止める声を無視し、私は帰路についた。


