星が瞬く夜に。








☆☆☆




ミリアはその後お母さんから早く帰るよう催促の電話が鳴り響いていたので、帰ることとなった。

私はミリアから一緒に帰ろうと誘われたが、断った。


あのケバ子さんが言っていたことの真実を、確かめたかったから。

私は職員室から榊くんが出てくるのを待っていた。




「・・・郁美?」

「榊くん・・・」



手に多くの書類を持つ、少し顔の赤い榊くんが座りこんでいた私を見降ろした。



「まだ残っていたんだね」

「うん・・・まあね」

「そっか・・・送るよ」

「良いよ、風邪治っていないでしょ?」

「・・・じゃあ、お言葉に甘えて、校門までで良いかな?」

「うん」



少しだけど熱があるせいか、榊くんは少し元気がない。

私の方を見て笑っても、すぐに俯いてしまう。



「その書類、なんなの?」

「調査書。まだ出していなかったからね」

「そうなんだ・・・」



少し怖いけど。

切り出さないと。

何も始まらないと思うから・・・。