星が瞬く夜に。








「あたしの家は、昔から続く名家でして・・・。
あたしは生まれた時から家を継ぐよう言われてきました。
ずっと勉強してきて、友達も彼氏もいないで過ごしてきました。

クラス委員には担任から任せると言われましたけど、正直雑用ばかりですし誰もあたしの名前を覚えてくれなくて・・・。

その点玉井さんは良いですよね。
親しい人はいなくても、名前を皆さんに覚えてもらっているんですから。

あたしの存在に初めて気が付いてくれたのが輝流くんで。
他の人はあたしと話しても家柄を聞くと離れて行ってしまうんですけど、輝流くんは家柄を聞いても離れて行ってくれませんでした。

それに何故かあたしの気持ちがわかるんです。
あたしがずっと孤独を感じていたことに気が付いてくれたんです。
それが凄く嬉しくて・・・いつしか惹かれていました」



わかるよ、その気持ち。

榊くんは何故か、私の気持ちを知っている。

凄く優しい。



「私で良ければ、友達になるよ」

「・・・え?」

「私、花京院さんがお金持ちなこと、正直気が付かなかったんだ。
今初めて知ったの。
でも私は、花京院さんを嫌わない。

私もお姉ちゃんがいないと友達いなかったんだもん。
原点は違うけど、友達がいなかったのは同じでしょ?

私も、花京院さんの友達になりたい」

「・・・玉井さん・・・・」

「郁美だよ、ミリア」

「・・・郁美ぃ!!」


目に涙を沢山浮かべて抱きつくミリア。

凄く可愛い、小動物みたいで。



でも正直、さっきのは痛かったな・・・。

お姉ちゃんがいないと、何も出来ない・・・か。



確かにそうだなぁ・・・。