星が瞬く夜に。







「前から気になっていたんですけど」


榊くんが担任に呼ばれている時、花京院さんは切り出した。


「輝流くんと玉井さんって、どんな関係なんですか?」

「どんな関係って・・・」



最近では花京院さん、榊くんを輝流くんと呼んでいる。

親しくなっている証拠だ。



「ただ・・・席が隣なだけで・・・。
それ以上は・・・何も・・・」

「そんなはずないですよ。
だってこの間玉井さん、輝流くんの家に行ったんでしょう?
席が隣なだけの関係で、家は行きませんよ」

「あれは・・・担任に頼まれたわけであって・・・」

「正直言いますけど、玉井さんってお姉さんがいないと何も出来ない人なんですね」



ドクンッと、心臓が変な音を立てた。



「玉井さんに双子のお姉さんがいたこと、皆知っていますよ。
勿論、輝流くんも。
玉井さんと同じ小中学校だったっていう田中(たなか)さんから聞いていますから」



田中さんは、お姉ちゃんと親しかった友達の1人。

お姉ちゃんを慕っていたくせに、お葬式には来なかった。

お姉ちゃんを通じて私も仲は良かったけど、お葬式に来なかった1件を境に、全く話さなくなった。



「玉井さんのお姉さんのこと、田中さんから聞いています。
玉井さん、お姉さんがいないと何も出来なかったんですってね。
友達は作れないし、勉強もスポーツも出来ない。
だから今玉井さんには友達もいない。
友達なのは、あたしと輝流くんだけ。

今玉井さんって、輝流くんに頼りっぱなしですよね。
席が隣なだけの関係ですのに」



・・・確かに、そうだ。