「一緒にここにいてもいい?」
空を見ながら問いかけると、海星君は「別に」って答えた。
だから、あたしは調子に乗ってこんな質問をしてみた。
「ねぇ、海星君。あたしのこと……友達以上に思ってくれてたりする?」
すると、海星君はこう答えた。
「別に」
それって、『はい』ってことだよね?
「ふふふふっ。やった!!超嬉しい!!」
「何笑ってんだよ。気持ち悪ぃな」
両手で顔を覆って喜びにもだえるあたしとは対照的に海星君の声は冷たい。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…