海星君はハァと再び小さなため息を吐いて、あたしの横に寝転んだ。 二人そろってアスファルトの上に寝転んで、空を見上げる。 ねぇ、海星君? 二人っきりになれるチャンスってなかなかないよね……。 だからね、今は……もう少しだけ一緒にいたいの。 言葉を交わさなくたっていい。 海星君が眠ってしまってもいい。 だけど、一緒の時間を過ごしたい。 二人っきりの時間が欲しいの。