無口なカレとの甘い恋

「サトコさんが好きです。俺と付き合って下さい」


いつもへらへらしているレオの真剣な表情に心が震える。


「嘘……でしょ?まさか……――」


「年の差はあるけど、俺はそんなの関係ないって思ってる。今はまだガキかもしんないし、頼りないと思う。それでもよければ、俺と……――」


唇が小刻みに震える。


何なのよ。


今まで生きてきた中で最高の誕生日なんだけど。


「私だって好きよ。レオが好き。だけど、アンタは私みたいな女より、素直で可愛い女の子の方がお似合いだって思ってたから……――」


涙が自分の意思に反してボロボロと溢れ出す。


「ちょっ、サトコさん!!何で泣いてんだよ!!」


慌ててレオが泣きじゃくる私の背中をさすってくれる。